前歯だけが問題じゃない！part3

前回お話したとおり、前歯を真っ白い歯がいいとのご希望のため5本が真っ白い歯となりました。歯の長さが確保されお困りだった歯の隙間や形は修復されました。

かみ合わせの高さを比較すると一目瞭然です。すり減って歯の高さが短くなりこの状態で被せを作ろうとするとかなり短くなったことでしょう。短すぎると脱離の可能性が高まります。

右側面から見てもかみ合わせの高さが上がっています。

右上の奥歯が下の奥がと噛み込みすぎて重なっているのが分かります。

前歯は高さが出ています。入れ歯の銀のフックがかかる歯は一般的な歯の色で入れてしまっているために色の差が出てしまっています。同時に作っていれば色の差は出なかったでしょうが、今回は徐々に作っているためやむを得ません。

左側面もかみ合わせの高さが奥歯を見てみると下の銀歯の一部まで隠れていたのが分かります。

全ての歯に修復がされ噛める面積は増大し食べやすくなり、それぞれの噛む力の負担も分散させることができます。

明らかに噛む面積は少なくすり減ってしまっていることが分かります。

そこまでの変化はありませんが嚙む面積は増大しています。

もともとそこまで下の歯はボロボロではありませんでした。