妙典歯科Nクリニック

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歯周病治療

早期発見と早期治療で歯周病を防止

PERIODONTICS

歯周病は痛みがなく、自覚症状がないまま進行するケースが多いです。初期の歯周炎であれば適切なブラッシングで症状が徐々に軽減しますが、重症化すると歯槽骨が半分以上破壊され、抜歯を余儀なくされることもあります。歯周病の予防には、定期的な検診で早期発見、早期治療を行うことが大切です。症状がない方でも検査は受けていただけるため、お気軽にお問い合わせください。


歯周病って何?

歯周病は、歯垢の中に含まれる細菌が引き起こす感染症です。はじめは歯垢の中の細菌が出す毒素によって歯肉が炎症をおこして腫れる歯肉炎になります。そのまま放置しておくと、歯を支える歯槽骨がやがて溶けてしまう歯周炎へと悪化します。これらを総称して歯周病といいます。

歯周病は痛みなどの自覚症状がなく進行するので、発見した時にはかなり進行していることもあるため、定期的な歯科検診が発見の鍵です。重度になると歯槽骨を溶かし、やがて歯が抜けてしまうか、治療として抜歯を余儀なくされる原因になります。

子供も罹る歯肉炎

歯周病は大人がなる病気というイメージがありますが、実際は歯肉炎は子供でも罹ります。乳歯で6~7ヶ月頃、永久歯で6~7才頃の歯の生え始めの時期にブラッシングが不適切だと、溜まった歯垢が原因で萌出性歯肉炎にかかることがあります。また思春期には、ホルモンの分泌の変化によって炎症が助長され、思春期性歯肉炎を発症することもあります。このような場合も歯磨き指導や食事指導、生活習慣の見直し、クリーニングなどを行います。


歯周病の進行の仕方

step01:歯肉炎

歯肉溝にプラークが溜まることで、細菌が毒素をだします。やがて炎症が起き、触れると出血することもあります。歯磨きによって改善することが出来ます。

step02:軽度歯周炎

歯と歯ぐきの境目、歯肉溝の隙間が深くなり、歯周ポケットを形成します。ここから根の先に向かって進行していきます。

step03:中等度歯周炎

歯根膜や歯槽骨も歯の根の半分くらいまで破壊され、歯が動揺し始めます。噛んだときに痛みが出るようになります。

step04:重度歯周炎

炎症が更に拡大し歯槽骨は半分以上破壊され、歯はかなり動揺しています。歯肉が下がって歯の付け根が見え、長く見えます。


歯周病の検査と治療


歯周病検査

検査について詳しく解説

むし歯の治療の際に、う蝕部分を削り取るのと動揺、歯周病の治療でも歯垢と歯石の除去が基本的な治療方法です。歯石は歯ブラシでは取れないので、スケーラーという器具でそぎ取ります。何度かこれを繰り返すことで炎症が治まったり、歯周ポケットの深さが浅くなります。改善が見られたらメインテナンスに移行いたします。子供の歯肉炎で、原因が歯並びによるブラッシングのしにくさにあるとき場合、矯正治療のご提案もさせていただくことがあります。歯並びが原因の歯肉炎はいずれまた、ブラッシング不足になると再発する可能性がありますので矯正が効果的です。

まずは歯周病なのかどうかを判断するためには歯周組織検査と呼ばれる検査を行っていきます。

よく歯医者さんで「歯ぐきをチクチクと棒で触っていきますね」といわれる検査になります。歯周ポケットプローブと呼ばれる目盛りのついた細い器具を歯と歯茎の境目にある歯周ポケットに入れてポケットの深さを測定していきます。

ポケットプローブ

先端にが丸い目盛りのついた棒でポケットの深さを測定します。

歯周ポケット

歯と歯茎の境目には通常2-3㎜程度のポケットが存在します。ポケット内に汚れが溜まり歯周病菌の住処になると歯周病が進んでしまいます。

ポケットが深いと歯肉の炎症が強く疑われます。

ポケットの深さを測定するのと同時に検査時に出血があるかどうかも記録していきます。

この出血は歯科医師や歯科衛生士が強く歯茎を刺したからだと思われがちですが、歯周ポケットプローブを使用する際には力として20g~25g程度の力で検査を行っていますので、正常の歯肉では出血や痛みは出てくることはありません。既にポケット内に炎症がある場合には血管が拡張して出血しやすい状態になっているのです。

歯を支える骨が溶けている場合やかみ合わせが強く歯に大きな負担がかかっている場合には歯の揺れが確認できます。揺れの大きさによっても歯周病度合いが確認できます。

歯垢染色液

プラークの染め出し

汚れの付着具合を確認します。常に磨けていない部位は歯周病や虫歯の原因になりますので歯ブラシの注意事項として見た目で分かりやすくご説明します。

検査の結果ポケットが深い場所や汚れが多い場所をご説明し、診断がつきます。診断結果をもとに歯のお掃除に進みます。


歯周病治療

治療について詳しく解説

SRPで中度歯周病を治療

歯周病が進行すると歯周組織まで破壊が進むため、歯周ポケットの深い部分に付着した歯石を除去する必要があります。そこでSRP(ルートプレーニング)という治療を行っていきます。ポケット内の歯垢・歯石を取り除き、生体にとって害のない状態にすることで症状は改善します。しかし、それだけではまた細菌が戻ってきてしまうため適切なプラークコントロールの指導をし、炎症の再発を防ぎます。

始めの歯のお掃除ではスケーラーと呼ばれる器具を用いてポケットのごく浅い部分および歯と歯茎の境目に付着しているプラークを落としていきます。

超音波の細かな振動により歯石は粉砕されて落ちていきますが歯茎等の柔らかい軟組織と呼ばれる部分には粉砕の力はかかりません。振動と同時に水も出しているため汚れを洗い流していきます。歯石がとれたり、歯茎が下がって凍みやすい方にはしみる症状が出ることもありますので、治療中しみる症状が強ければ水の出ない手用のスケーラーにて汚れを落としていきます。

超音波スケーラー

超音波による細かな振動で汚れを落とし洗い流していきます。

続いてポケットだけではなく歯面清掃で歯の表面の汚れを落としていきます。歯医者さん専用の電動歯ブラシのイメージです。ゴロゴロ回転しながら磨いていきます。

お掃除が終われば最低でも1週間以上は間隔をあけて再検査を行います。なぜ再検査するのかというと、前回までに行った歯のお掃除や歯磨き指導でどうお口の中が変化したのかを確認し次の治療につなげていくためです。最低でも1週間の間隔をあける理由は歯茎が治るのには時間がかかるためです。治る時間を与えずに検査しても汚れが落ちても、ポケット等の数値は変わらないですよね。

残念ながら、検査の結果健康な状態になれば治療がおわりというわけではありません。健康になった場合にはそれを維持できるかが一番の課題です。歯周病が今後重症化しないためには定期的なお掃除を行う必要があります。期間は人(患者様のお口の状態)によって変わりますが、3-6か月程度が目安になります。

 

検査の結果、改善は多少したものの健康にまでは及ばない場合も多く理由としてはポケットの深い部分ではポケット奥深くに潜む歯肉縁下歯石が残っているためです。

縁下歯石は硬く強固に歯の根っこ表面に付着しています。前回使用した超音波スケーラーではポケット深くに入りにくいため、手用スケーラーにてポケット深くの縁下歯石を除去していきます。

ポケットの深い部位であり、炎症が既に強い部分のお掃除になるためお掃除中の出血や痛みが出る可能性がありますので、麻酔を行いながら縁下歯石を除去していきます。

手用スケーラー

ポケットの深い部位に入れ、汚れを掻き出します。歯の根っこの表面を滑沢にすることも可能です。

再度検査を1か月程度期間をあけてから行い、治癒しきれていない場合には歯周外科処置を行います。

歯周外科処置では、腫れている歯茎の中で見えない歯石や汚れを取るのではなく、歯肉を開いて直視下で汚れを取っていく処置や、歯茎を再生させるための薬剤を注入し歯を支える骨や歯茎を増生またはスぺースを作る処置など状況に合わせて様々な処置を行います。

歯周外科は全員に行う処置ではなく、歯周病が重度な部位に対して行われる処置ですので軽度から中等度の人では基本的には行いません。

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