e-maxとジルコニアの違い

画像の左側2つがe-max（イーマックス）で右2つがジルコニアです。大きさや形は違いがありますが、これは歯の大きさや虫歯の形の違いであり材質が違うからというわけではありません。

 

e-max（イーマックス）はガラス系のセラミックスに分類されます。ガラスをイメージしてもらうと透明感があって硬いですが強い衝撃でヒビや割れが生じてしまうのが特徴です。

写真でもクリアな色合いですが背景が黒いために暗く写っているのが分かります。

 

ジルコニアはジルコニウムという材質で人工ダイヤと言われるぐらい強度の高い材料です。ダイヤモンドと聞くと透明感があってキラキラしているイメージですがそうではなく、白味が強い材料になります。芸能人の前歯などは白さを際立たせることができるのでジルコニアを前歯に入れている方が多くいらっしゃいます。

 

ここまで、色見の違いや強度の違いをお話しました。

ではどのようにこの二つの材質を使い分けるといいのでしょうか？

 

単純に歯を真っ白に近づけたい人はジルコニアをオススメします！

ジルコニアは強度は非常に強いために割れる心配は少ないですが、絶対に割れないわけではありません。またジルコニアが硬すぎて他の歯が削れてしまうのではといわれていましたが、ジルコニアの表面がツルツルと研磨されている場合には摩擦抵抗が少なく削れないといわれています。

 

あまり芸能人みたいな派手な白さにはしたくないと思われている方にはe-max（イーマックス）がおすすめです。透明感があって歯に近しい色合いになるために自然な白さを目指すことができます。しかし歯ぎしりや食いしばり、噛む力が強い人には衝撃が強いことが予想されるために奥歯などではあまりオススメしておりません。一応歯と同等程度の強度と言われていますので、歯が削れているような方はジルコニアの方がよいのではないでしょうか。

実際に先ほどのジルコニアとe-maxをお口の中に入れた状態です。

右も左も奥歯2本ずつはジルコニアが入っていてきれいな白さがあります。奥歯は非常に噛む力が強いために適した材料です。

左の奥から3番目4番目、右の奥から3番目にはe-maxが使用されています。非常に自然な色合いのためにどこに入っているのかわからない方もいるのではないでしょうか。

 

いかがでしたでしょうか。

妙典歯科Nクリニックでは材料の違いを詳しく説明したうえで治療を行って参ります。歯を白くしたい方、セラミックに変えてみたい方は是非当院でご相談ください。