気づかずに大きくなる虫歯

こんにちは！
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。

先日、意識の高い学生の患者さまが来院されました。
学校の検診で初期虫歯があるといわれたけど受診までは勧められておらず、自発的に当院へ受診されました。
患者様は特に痛みはなく、気になったのでご来院されたとのことでしたが、お口の中を拝見すると、虫歯が認められました。

学校検診の歯科医師が初期虫歯程度だと誤認してしまったことは、同じ歯科医師からするとよいことではありませんが、正直学校検診で完璧な診査診断は不可能といえます。
まず学校歯科検診は短時間に大量の学生さんのお口の中を診察していきます。一人の学生さんにかけられる時間は数分のため、見落としができます。また設備も万全ではないために、お口の中をしっかりと照らすことができずにお口の中全体が暗くなり、虫歯の暗さなのか光量不足により暗く写って見えるのか正確な判断ができないことがあります。おそらく今回の場合には光量が不足し正常な歯の色なのか、虫歯による歯の黒さなのかが初期虫歯程度と判断になったのだと思います。

幸いにも学校検診にて初期虫歯と診断され、受診へとつながったことにより歯の神経にまでは達しておらず、削って詰めるという1回で終わる治療で済みました。

学校歯科検診がなかった場合には、今回のように痛みがなかったために歯医者にも受診することはなく痛くなった時には歯の神経を抜いたり最悪の場合には歯の内部が虫歯でボロボロに崩壊し、抜歯となってしまったかもしれないと考えると歯科検診の重要性が分かります！

学生であったために学校が用意した検診に受診できましたが、社会人であった場合には会社は体の検診は用意していただけることは多いですが、歯科検診までは会社が用意してくれることは少ないため、積極的に歯科医院の検診を受診するようにしていくことが、お口の健康を守るためには重要です。

妙典歯科Nクリニックでは、歯科検診および定期的なメンテナンスを推奨しておりますので是非当院へ検診に受診してみてはいかがでしょうか？